HACCP手法に関する用語説明
CL
- 見出し語
- CL
- 見出し語英語
- Critical Limit
- 同義語・略語
- 管理基準の設定
コーデックスのHACCP導入のためのガイドライン(7原則12手順)の原則3手順8に示されている。 概要は次のとおりである。
CCPのコントロールで、逸脱すると製品の安全性が確保できなくなる値(パラメーター)の基準をCLという。
CLが誤って設定されたり、適切に測定されない場合は危害が発生する恐れがある。
CLのパラメーターは経験的な判断に加えて、危害の発生を防止するための科学的根拠に基づき、迅速なモニタリングが可能で、逸脱が起きた場合に速やかに改善措置が取れるよう、具体的な値を設定する必要がある。
例えば迅速なモニタリングが可能な温度、時間、pH、水分、塩分、官能検査指標などが用いられる。
実際の製造工程では、CLよりも厳しい基準(工程管理基準:Operating Limit)を設定しておくこともある。
参照
- HACCPの現状とQ and A 編集小久保弥太郎 発行2003 (社)食品衛生協会 pp 86~88
- 食品の安全を創るHACCP 発行2003年 (社)日本食品衛生協会 pp 90~92