HACCP手法に関する用語説明
Validation
- 見出し語
- Validation
- 見出し語英語
- Validation
- 同義語・略語
- 妥当性確認
コーデックスのHACCP導入のガイドライン(7原則12手順)のひとつとして示されている。概要は次のとおりである。
妥当性確認とは、HACCP計画を策定するときに重要な危害が効果的にコントロールされるかどうかを見極めるため、科学的・技術的情報を収集し評価することで、検証の要素である。
妥当性確認ではまず、決めたCCPが確実に危害をコントロールしているということを証明しなければならない。さらに、決めたことが確実に施設内で行えるかを実際の作業の観察や記録などによって確認する。
文献などのパラメーターを用いて対象となる病原菌をコントロールできるか否かも確かめなければならない。
例えば、冷却工程では冷蔵庫の温度と入れておく時間によって、品温がどのように変化するかというデータが必要になる。
作業が変更された場合などにもHACCP計画がそのまま変更なしで危害をコントロールできるかどうかを確認するため、再度妥当性を確認する必要がある。
また、原材料やその供給先、製品の組成、加工方法、生産量、包装形態、最終製品の流通システム、人の配置、最終製品の仕向け先(対象消費者)を変更したときにも危害分析とHACCPプランを再評価する必要がある。
参照
- HACCPの現状とQ and A 編集小久保弥太郎 発行2003 (社)食品衛生協会 pp 92~95
- 日本HACCPトレーニング・センターホームページ:事務局(株)鶏卵肉情報センター・東京支社内