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概要

海外における予測微生物学モデル

概要

世界各国で予測微生物研究の成果が予測ソフトウェアとして公開されている。このような形で、専門知識を有さない人でもある程度利用可能なものとして、予測微生物学研究の成果を社会に還元するといった姿勢は日本も大いに学ぶべきところである。このような予測ソフトは、実務上種々の条件を探索する人々だけに有効なものではない。食品製造に関わる従業員の衛生管理の重要性を教育するためのツールとしても有効である。例えば、実際に食品上で微生物が増加していく様子は目で見ることが難しいが、コンピュータ上で増殖する過程を見ることで、温度管理の重要性を認識させることができる。また、学校教育の現場において、食育の一環として取り入れることも可能であろう。

ここ数年間のうちに、急速に予測微生物関連のツールが開発され、公開されている。特に、2013年9月にパリで開催された第8回International Conference on Predictive Modelling in Foodの期間中に、16種類ものソフトウェア、データベースが一堂に会する Software fair が開催され、その急速な技術の進展を印象づけた。このSoftware fairの詳細についてはTenenhaus-Azizaら(2015)の論文を参照いただきたい。さらに、2015年9月にリオデジャネイロで開催された第9回International Conference on Predictive Modelling in Foodにおいても、2013年に引き続き、Software fairが開催され、主要なツールのアップデート状況が紹介された。

これらの開発ツールは大きく分けて、4つに分類される。

  • 予測微生物学データベース
  • 増殖/死滅曲線フィッティングツール
  • 増殖/死滅予測シミュレーションツール
  • 定量的微生物学的リスク評価ツール

参考文献

Tenenhaus-Aziza, F., and M. Ellouze. 2015. Software for predictive microbiology and risk assessment: A description and comparison of tools presented at the ICPMF8 Software Fair. Food Microbiol. 45:290-299.

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