海外HACCP情報
アイルランド
アイルランド食品安全庁(Food Safety Authority of Ireland(以下「FSAI」という。)のHACCPの基本情報はこのサイトに示されている。
よくある質問とその回答はこのサイトから入手できる。
HACCPの要求事項が欧州のすべての食品事業者に導入されたとき、FSAIは以下のようなリーフレットを制作した。
多くの小規模施設及び発展途上の事業者(以下「SLDB)」という。)は規則に適合させるのに苦しんでおり、多くのコンサルタントはSLDBに対し、あまりに複雑で彼らが十分に理解できないHACCPプランを売りつけ、お金をもうけた。
それで、FSAIはコンサルタントに関してリーフレット“buyer beware(買い手が気を付けるべき)” を作成した。
これは、FSAIのトレーニングチームが作成した食品安全トレーナーに対する同様のリーフレットに基づくものであった。
義務化数年後、FSAIは、SLDBにはより支援が必要であることを認識した。それで、FSAIは、近隣諸国を調査したところ、Food Standard Agency Northern Ireland (以下「FSANI」という。) が理想的なものを作成していると判断し、FSAIはテキストを複製する権利を購入した。
それはワークブックアプローチで、SLDB事業者が始めるには理想的かつ、自分たちで考えさせるものであった。ワークブックは各事業者でカスタマイズが必要で、各事業者の作業において、何がハザードでそれらをコントロールするのに何の管理措置が必要か特定しなければならない。記録ノートのセットも添付され、これが食品事業者に極めて人気がある。
他方、英国のFSAは巨額の資金を投じSafer Food Better Businessを開発した。 FSAはケータリング、カフェ、小売り業者に対象を拡大している。英国のFFBBについてはこのサイトを参照。(上記 英国のSafer Food Better Businessの項も参照)
以下にその一部を紹介する。
例えば、自分の施設で実施している作業にチェックを入れ、そこに該当する管理計画を作成する。また、各衛生計画は「何がここで悪いことが起きるか」、「それに対して何ができるか」=ハザードに該当、「どのようにチェックできるか?」=モニタリングに該当、及び「正しくなければ何ができるか」=改善措置が記載され、デフォルトの管理手段のほか、自身の店で実施している管理の具体的内容を事業者が空所に補充する様式になっている。
本文はこのサイトから入手できる。
自分の施設で実施している作業にチェックをいれる
FSA NI Safe Cateringから引用
保管の例
FSA NI Safe Cateringから引用
北アイルランドでは、食品衛生監視員はパックをどのように使用するかトレーニング/ガイダンスを提供している。
アイルランドの監視員と事業者数の比率は北アイルランドほど高くないので、アイルランドの監視員は同様のトレーニングを実施する時間がないため実施していない。
この問題を解決するため、FSAIは我々のバージョンのパックのトレーニングDVDを作成した。FSAIのパック及びDVDはこのサイトから閲覧できる。